時は遡って、11月にヴェルサイユ市のMaison de quartier (日本でいう市民会館)の料理教室に下記の4レシピを提供し、料理のアトリエ&大試食会を行いました!

Entrée : Gâteau de sushi (寿司ケーキ)
Soupe : Soupe Miso (味噌汁)
Plat : Gyoza (餃子)
Dessert : Tiramisu au Matcha (抹茶ティラミス)

gateau de sushi, sushi cake

親戚や友人数人で集まって、Stage de cuisine japonais (和食調理実習)と称して、ゲストに和食を振る舞う会は以前からよくしていたのですが、初対面のメンバーに調理実習指導するという立場に立ったのは初めてで、アトリエ当日までの一週間は材料を買いに走りまわったり、レシピを校正し直したりと、大忙しで、前日は眠れないほど緊張し、当日を迎えました。

参加者7人中の3人がイスラム教徒の女性だった事もあり、餃子に使う豚肉ミンチは、ハラールに従ったアラブ専門店の肉屋で買った鶏肉ミンチを代用し、材料として使用する白ワインも駄目だと言うので、アルコール入り餃子とアルコール無し餃子を半分ずつ作る事になりました。

イスラム教徒が豚肉を食べない事、特定の肉屋さんで買った肉製品しか食さない事、飲酒をしない事は知ってはいましたが、料理酒も使用出来ないなんて!と、今回改めて、戒律の厳しさと彼らの信仰心の深さを感じました。
因みに、3歳前後の子供達でさえもその戒律を守っていて、幼稚園の給食では肉類は一切食べないし、ゼラチンの原料が動物性だからという理由で、市販品のグミやゼリーも食べません。
ハラールのお店で買ったグミなら食べれるとはいえ、隣のお友だちが食べていたら欲しくなるこんな年頃でも、きちんと断るのには驚きです!

と、話しが横道にそれてしまいましたが、、、
兎に角、当日に材料の白菜がなくキャベツで代用(フランスのキャベツはものすごく硬くて下茹で必須)したり、イスラム教徒、その他、魚アレルギーの参加者用に別工程の料理を用意したりと、予想外な出来事もありましたが、「次は何をしましょう?」と参加者は積極的に動いてくれ、子供達も参加し、最終的には、参加者全員にとても喜んでもらえ、大成功に終わりました。

gateau de sushi, sushi cake1atelier gyoza

材料を細かく切って調理する習慣がない彼らには、ニラの小口切りやきゅうりの千切りの手本を見せて指導すれば「神業だ!」とおだてられ、餃子を皮に包む形成作業では「私には無理だわ!」と最初は参加拒否していたマダムも全員でもくもくと作っているうちに参加してくれ、作業もプロ化していき、300個作り終わった頃には、「今度、家で絶対作るわ!」と言ってくれ、とってもいい気分!
主催者には何十回も「ありがとう」と言って貰え、パリ圏に住んでいて、一日にこんなに何度も「ありがとう」が聞けるなんて、本当にレア!(笑)

最後は参加者の家族も合流し総勢30人で大試食会。
国境を越え、国籍を忘れ、美味しいものは美味しい!と一緒に分かち合える喜び。
料理の世界はやっぱり素晴らしい!と完全燃焼した1日でした。

Atelier labonnepoire

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